GroundAlls(グランドオールズ)WWⅡ-SPの色落ちレポート vol.02です。
グランドオールズは2022年に復活しましたが、こちらは90年代当時のものになります。
ほぼワンウォッシュ状態で購入後、熊野古道で穿きおろし。色落ちが遅いのと熱いタイでは穿けるタイミングが限られるので(14.7ozぐらいあるので)、お手製の天然糊につけて泥水でブラッシングしたものになります。
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特徴はインディゴが青いこと。染めの回数が少ないということではなく、色の傾向が他のブランドより青いです。
色のメリハリが出てきてからは、こういったデニムに興味がない人にもどこのデニムか訊かれるようになりました。
GroundAlls WWⅡ-SPの概要
発売日:1997~1998年ぐらい
価格:23,800円
1990年から比較的安値でジーンズやスカジャンなど、アメカジ商品を販売していた「シルバーストーン」から生まれたブランド「グランドオールズ」。
「WWⅡ-SP」は「G501XX」と同じ生地を使用した、グランドオールズのフラッグシップモデルになります。
他に、「WWⅡ-EP」「R501XX」「XX」がありますが、これらはシルバーストーン寄り(同じ?)の生地になります。
特徴
シルエットは股上が深く、ワタリからずとんとした太いストレート。
(僕は膝下から2cmほど絞っています)
生地は14.7オンスほど。凹凸はそれほど強くありません。また生地のコシ、ハリともに弱いので、そのシルエットと相まってメリハリをつけるのが難しいモデルだと思います。
(ということで、僕はブラシで擦っています)
色落ち/経年変化 レポート vol.02
vol.01では「天然糊+泥水ブラッシング」の泥が残っていたので、洗剤をつけてブラシで落としています。
独特のオーラがあります。実物の色味はもう少しだけ青っぽいです。
耳のアタリはまずまず。生地の質感がドライな印象を受けますが、実物はそうでもないので不思議なものです。
ブラッシングで付けたヒゲ。ヒゲの出方は綺麗ではないですが、やっぱり生地感が良いです。
まだ泥が落ち切っていませんが、泥水ブラッシングでよく擦った部分なので生地の表情が違います。
擦れる強度が高いと表情の出方が違うのだと思いますので、やはり根性穿き以上に強い負荷を与えられるかは大きなポイントだと思います。
コントラストは強くありませんが、雰囲気があります。
裾のウネリはもう一歩です。
トップボタンは黒ラッカーの塗装がしてありましたが、かなり色が落ちています。
バックサイド
レザーパッチは取れてしまいました。しかし、パッカリングの出方が素晴らしい。
あと股上が深く、ブラッシングで色を落としているので、ヒップのセンターだけ色落ちしないのが良いです。
赤タブの自然な褪色が良いです。
感想
泥水ブラッシング失敗だったと思っていたのですが、泥が落ちたブラッシング部分の生地が思いのほか雰囲気が良くて、穿き込むのが楽しみになってきました。
天然糊の効果なのか、インディゴが落ちてきても色の濃度が保てているのも良いです。
新しいグランドオールズの同モデルも購入しているので、この1本はゆっくり育てていきたいと思います。