フルカウント30周年 S0105XXはデッドストックの風合いを再現。

フルカウント(FullCount)2022年秋冬モデルとして、30周年モデルの発売が決定。

10年単位の周年モデルということで、フルカウントとしてもかなり力が入るモデルになると思いますので、詳細を見ていきます。

フルカウント S0105XX 30周年モデル

フルカウント 30周年 S0105XX

 

デニム素材は、ジンバブエコットン使用経糸#7、緯糸#6の14.4oz 通常よりさらに低速で織ることで凹凸感(ザラ)を出しました。

最大のポイントは、乾燥しきったアメリカの田舎町で長年放置され挨まみれで発見されたデッドストックのように水分が抜けきった風合いを再現するという長年の夢を実現させることでした。そして様々な手法を用いて試行錯誤した結果ついに完成いたしました。これによってリジッドから穿きこんでいただくと、強烈なアタリ感を生むことが可能となります。

ポケットスレーキに至っては、 数量限定とはなってしまいますが、長年この日のために温めておいたデッドストックヘリンボーンを使用。大戦モデルらしいラフなステッチワーク、ベルトループは 13.7oz デニムを配置。

シルエットは0105。レザーパッチにシリアルナンバーが入り、30周年記念フラッシャー、トートバッグなどの付属品も付いた賛沢なアイテムなります。


水分が抜けきった風合いを再現するという長年の夢を実現させることでした。
「水分が抜けきった」これは私も同じ考えで、水分・油分を抜くことは擦れた感を出すためには重要だと考えています。
軟水の日本では洗濯すると生地は柔らかくなりますし、日常的に土や砂ぼこりに触れない現代では油分や水分を抜く要素に欠けていると思います。
その点でこの考え方には大賛成です。
そして様々な手法を用いて試行錯誤した結果ついに完成いたしました。これによってリジッドから穿きこんでいただくと、強烈なアタリ感を生むことが可能となります。
但し、「リジットから穿きこんでいただくと」ということで、今回のドライ感は糊によるもので、ワンウォッシュしてしまうと、ザラ感のある14.4ozのジンバブエコットン生地ということになのかなと想像しています。
そう考えると、いつものフルカウントとの差は小さく、13.7ozでも15.5ozでも得られなかった微妙なバランスの生地ということになります。
そう考えると、んーー、これ期待できる感じの生地なのかなと思ってしまいます。

フルカウントの改善して欲しい点がアップデートされているか

個人的にフルカウントの好きではない点を挙げると、以下の感じです。

・ワンウォッシュの生地の穿き心地は最高だけど、穿き込むほどに生地が弱って穿き心地が他のデニムより悪くなる
・柔らかいジンバブエコットンは穿き込むほどに、シルエットのタワミが出てくる
上記が改善されるかでいうと、
14.4ozのジンバブエコットンは、穿き心地を保ちつつ、タワミも少ない気がします。
これまでフルカウントが発売してきた「15.5ozのXXデニム」、「ラフデニム」ともに決定的な個性を感じなかったけど、いいとこ取りのバランスに思えます。

リジットで穿くという選択肢

プラスのポイントはありそうですが、今回のモデルは「リジットで穿いて愉しむもの」というのが本来狙ったところで、これをしないと正直大差がないのではないか。と感じてしまいます。

まずリジットで穿くということは、リジットの状態でジャストサイズを選ぶのが基本となります。

となると、ワンウォッシュした時点でサイズアウト。となる訳ですが、そうならないために、例えばウエストにつっかえをして縮まないようないようにしたとします。

そうしたとしても、シルエットは0105の太いシルエット。ウエスト以外はリジットの状態からかなり縮んでヒゲの位置はずれてしまうと思います。

ということは、ワンウォッシュした時点でフィニッシュのデニムと考えるか、それ以降も前のヒゲを気にせず新たなヒゲを刻むことになります。

これを受け入れられるならOK。かなり愉しみなデニムですが、結果どうなるのか想像しきれません。

じゃあどう穿くの?買うの?

正直ここ10年ぐらい前から毎年のように発売されていた限定の大戦モデルの出来は悪かったと思います。

ただここ1~2年の大戦モデルは割と欲しいなと思う出来でした(買ってはない)。

そこへきて30周年という気合が入るモデルであり、これまでの流れの中で完成度がピークを迎えた感があるので買いかなと思います。

但し、但しです。リジットで穿くのは正直きびしい。僕は長く穿くことを前提に購入したい。

ということで、軽くウォッシュして、トライアル的に土を混ぜた糊を付けて穿く(土で油分を抜く)。

その後、14.4ozでザラ感の強いジンバブエコットンを愉しむ。

そう考えると、今までになかったフルカウントを愉しめる気がしますね。

後は他のデニムを抑えて、穿く時間があるかですね。

 

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