DENIME(ウエアハウス製)220XX-47|XXシリーズのデニムとは?

ドゥニーム ウエアハウス 47モデル

「ウエアハウス×ドゥニーム」で90年代のドゥニームをリプロダクトモデルが発売されて1年。

新たなコラボシリーズ「XXシリーズ」として、220XX-47が発売されました。

いつものごとく「XXシリーズ」について、あれこれ考察していきたいと思います。

XXシリーズとは

DENIME公式の言葉を引用すると以下の通り。

1920~1930年代にかけて作られたデニムの原反を使用した「ヴィンテージバナー」そのデニム原反から裁断されていない糸を取り出し、クラボウの分析により当時使用されていたアメリカのコットンに茶綿を加え、ムラ糸の形状を忠実に再現して織り上げるプロジェクトが「XX」シリーズ。
XXデニムを用いて各年代のシンボリックなヴィンテージのセットアップを展開します。

つまるところ、ウエアハウスの定番モデルである「DD(Duck Digger)シリーズ」と同じアプローチで製作されたデニムになります。

違いはクラボウが生地の分析をしている点です。

DDが縦横7番手の糸を使用しているのに対して、XXシリーズは縦横7.3番手の糸を使用。つまり軽い(薄い)生地になります。

ドゥニームブランドから発売されるのでややこしいですが、DENIMEの過去モデルとは生地の部分では関係なく、シルエットもウエアハウスの手が入っているので、実質ウエアハウスがクラボウとコラボしたデニムということになります。

また発売されたのは47年モデルですが、分析したデニム生地は「20〜30年代のバナーデニム」になりますので、色落ちの傾向はもっと古い年代のものになります。

XXシリーズとしては、今後54年モデル、WW2モデルの発売を予定しています(Lightning7月号より)。

DENIME 220XX-47

 

概要

生地:7.3番×7.3番(クラボウ) 茶綿混セルヴィッチデニム
※ワンウォッシュ後 14オンス相当

価格 : 31,900円

生地の雰囲気は良いですね。

赤タブの「DENIME」のフォントがオリジナルとは異なります。

生地(色落ち)はどうなのか?

順当に考えると、「DD(Duck Digger)シリーズ」と近しいものになりますが、クラボウが分析したものを、ウエアハウスがどれくらいカスタマイズしているかによると思います。

リプロダクトのブランドの中で、愚直にリーバイスを再現しようとしたブランドはないと思うので、正直なところ分析力以上にブランドがどれだけ味付けするかによって変わります。

今回はDENIME名義でクラボウの名前も押し出しているので、ウエアハウスっぽい味付けは少なめなのかなと予想しますが、そもそもウエアハウスっぽい味付け前のデニムがどういうものか分からないので、そこはなんとも言えません。

もちろん分析した生地がバナーデニムなので、ドゥニームらしさはないと思います。

 

シルエット

ポケットの位置などはドゥニームのバランスを踏襲しつつ、ウエアハウスっぽいシルエット(股上が深い)ものになっています。

他はドゥニームのシルエットに近い傾向かなと思います。

買いなのか?

色落ちの傾向は読みづらいですが、新しい生地なので穿いてみたい。ただシルエットが好みでないので悩むところです。

ウエアハウスのシルエットは、普通体型の人だとバランスが取れないんですよね。。

ドゥニーム寄りのシルエットということもあり、普通体型の人でジャストサイズで穿くのが好きな方であればありかなと。

XXシリーズは後発モデルがある

買いかどうか悩むポイントとして、後発で発売が予定されているモデルがあります。

詳しくは「Lightning7月号」を見てください。DENIME公式のインスタでも画像がアップされています。

※Lightning掲載時から品番が変わっているようです

220XX-S(大戦モデル)

 

denime ドゥニーム 220XX 大戦モデル

6番×6番 メンフィスコットン 14.7oz(ウォッシュ後)

220XX-54(54年モデル)

7.3番×7.3番 茶綿混セルヴィッチデニム

 

ここら辺の発売を待って、その間に47モデルの色落ちも出てくるでしょうから、そのタイミングで判断でも良いかもしれません。