90年代のレプリカジーンズに慣れてしまった身としては、「RESOLUTE(リゾルト)」の色落ちにあまり惹かれるところがなかったのですが、あの耳のアタリだけは別。
ちょっとわざとらしいとも感じつつ、あれを試してと思い色落ちの進んでいないものを中古で購入しました。
1年半ほど穿き込んだので、そろそろ色落ちを記録しておきたいと思います。
概要
購入:2017年12月
定価:27,000円
リゾルトといえば、66モデルをベースにした710が有名ですが、711はXXのボーイズ版503Bがベース。
ボーイズ版をベースにしているということもあり、日本人の体型に合う小ぶりなサイズ感になっています。
股上もやや浅めで、特に後ろの股上が通常のパンツより浅めに作られているので、日本人が穿いてもたるみのきれいなシルエットを作ります。
オンスは13.5オンスと、夏でも比較的穿きやすい厚みになっています。
穿き込み期間
中古で少し穿かれていたものを週2回ほど着用し、1年半ほど穿き込んでいます。
着用環境
現在タイに住んでいるため、夏の日本で穿いているのと同等ですが、主にオフィスワークの通勤着として穿いていました。
洗濯頻度
2~3回穿いたら洗濯しています。洗濯は裏返しで、乾燥機は表向きです。
購入してから乾燥機は5回ほどかけましたが、サイズの縮みが激しいので今となっては掛けられなくなりました。
リゾルトの特徴
リゾルトといえば、なんといっても線路型に走る耳のアタリ。
全体的な色はまだまだ残っていますが、耳はバリバリに出ています。
XXモデルですが、66の雰囲気でしょうか。
生地の凹凸感はあまりなく、ヒゲなどのアタリも付きにくいですね。アタリがあまり付かないのはオリジナルに近いので僕としては好印象。
ただ縦落ち感もないので、そこはマイナスポイントです。
711の特徴として、バックのシワの出方が凄いこと。ここは好きなポイントです。
パーツ
シボ感のあるレザーパッチ。乾燥機による縮みもなくて、滑らかな質感は高級感がありますね。
フロントのトップボタンはRESOLUTE JPN。JPNと付けるからには海外への展開を意識したんでしょうか。
コインポケットはもちろん耳付きの仕様。
ウエスト部分のタグ。刺繍がほどけてしまっています。
ボタン部分は表向きで乾燥機を掛けているので、少しだけアタリが出てきています。
裾上げしているので、裾のアタリはまずまずといったろころでしょうか。
シルエット
174cm 65kg 30インチを着用。ウエストはちょっときつい。少し引っ張れば入るサイズ感です。
711ということで腿周りはジャストサイズですが、腰骨周りがきついです。
腰周りがラウンドを描けないほどタイトになってしまっているので、シルエットはイマイチです。
横からのシルエットは嫌いではない感じですが、やはり腰骨がタイトで引っ張られている感じになります。
ヒップはジャストサイズ。裾幅は20cmですが、織りジワの影響で広がって見えますね。
感想
リゾルトの特徴はシルエットと耳のアタリ。
僕は耳のアタリを試してみたくて購入したのですが、気にいったのは耳のアタリ以上にシルエットでした。
711の股上は710より浅いのですが、30インチで26.5cmとウエストを丁度腰の位置で止めてジャストサイズ。
後ろの股上は僕の体型では浅すぎて、後ろ姿だと上に引っ張られてしまいますが、日本人のヒップの無さを考慮したサイズバランスはこういった細身のジーンズではすごく良いですね。
ただネットで言われている林さんのフィッテイング沿ってサイズを選んだのですが、乾燥機を掛けると縮んできつくなってしまいます。
確かに生地の伸縮性があるので、引っ張れば穿けることには穿けます。ただ元々の体型がきれいではない自分の脚にジャストフィットしてしまうと、シルエットがきれいではなくなってしまいます。
なので僕的には、骨格が華奢で、脚が真っ直ぐな方はジャストサイズでも良いかもしれませんが、そうでない方はいつも通りのサイズを買った方が良いと思いました。
乾燥機を掛けて縮むことも考えると、2インチアップでも良いかも。それでも股上や腰周りはややタイトなのでシルエットがきれいに出ると思います。
今穿いているリゾルトは、残念ながらパツパツになり過ぎたので穿くのは止めてしまいますが、サイズをアップして同じモデルを再度穿き込む予定です。