「WRANGLER ARCHIVES(ラングラーアーカイブ)」より、製造期間が1964年のわずか1年となるモデル「10MW 」が復刻されました。
他にラングラーを代表するモデルである「11MW・11MWZ」、デニムジャケット「11MJZ・111MJ」なども発売中です。
幻モデル「10MW 」は右綾
1964年わずか1年間のみリリースされたラングラー最大の異端児モデルといえる。
アウトシーム、インシーム共にラングラーの象徴である「rolled seam(巻き縫い)」ではなく「open seam(割り縫い)」で縫製され、セルビッジが見られる。
アウトシーム、インシーム共にラングラーの象徴である「rolled seam(巻き縫い)」ではなく「open seam(割り縫い)」で縫製され、セルビッジが見られる。
ややテーパードするカットやダック・テイル気味に直線的なヒップ・カーブなどライバルブランドを彷彿させる。
使用されるデニム・ファブリックは当時、右綾、左綾共に混在したが、本復刻では右綾を採用した。
右綾
このブログを見てくださる方へ説明は不要かと思いますが、LEEやWranglerは通常「左綾」織りのデニム生地を使って作られています。「右綾」といえばLevi’sでが代表的です。
「左綾」は色落ちの観点でいうと、縦落ちがはっきり線で出ます。
「右綾」はリーバイスや一般的なデニムを想像してもらえればと思います。
割縫い&セルヴィッチ
ラングラーらしからぬところでもう1点。耳付きです。
適度に織りムラもあります。
ボタンもかっこいい。それ以上に染めの濃さが目を惹きます。
パンツ&ジャケット「11MW・11MWZ」「11MJZ・111MJ」も発売
横並びで見ると1964年モデルの特濃さと、織りによる生地感の違いがよくわかります。
ジャケットも良い出来です。
特に1964年のような異色なモデルは今後のリプロダクトも中々なさそうなので、お好きな方は抑えておくべきでしょう。
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