ムーンスター(MoonStar)のサイズ感や耐久性 – ポイントは甲の高さと日本人に合ったフィット感

ムーンスター サイズ感

近年ファッションブランドやセレクトショップとのコラボアイテムも増え、日本を代表するスニーカーブランドであるムーンスター(Moon Star)。

ここではムーンスターのサイズ感や耐久性、ヴァルカナイズド製法の利点など、4足のムーンスターを愛用してきて見えてきた諸々を紹介していきます。

ムーンスター(Moon Star)とは?

ムーンスターは2006年に月星化成が商号を変更した靴メーカーです。30代以上の方には月星化成の靴を子供の頃に履いた記憶がある方も多いと思います。

そんなムーンスターの代名詞となっているのが、ヴァルカナイズド製法(バルカナイズド)を用いた高品質な靴づくり。

手間がかかる製法を用いた靴を、手頃な値段で提供する日本の職人魂がある靴メーカーです。

ヴァルカナイズト(バルカナイズド製法)

ムーンスターのヴァルカナイズド製法は「FINE VULCANIZED」と呼ばれ、ヴァルカナイズド式(加硫式)と呼ばれるソール接着の製法を、さらに洗練した製法を用いています。

未加硫のゴムで作られたソールを木型に吊り込んだアッパーと合わせ、ヴァルカナイザー(加硫釜)と呼ばれる釜の中でゆっくり時間をかけて加熱&加圧し接着します。

各パーツは国内工場の熟練した職人の手作業によって組み合わされ、 ラストと呼ばれる木型にはムーンスターが長年蓄積した26万人以上のデータが活かされた日本人に最適な型が使用されます

FINE VULCANIZEDで作られたシューズはソールとアッパーの結合が強く、底剥がれの心配が少なくなります。また時間をかけてゆっくり結合と成型をおこなうため、 無理な力が掛からず美しい形を保ちます。つまり丈夫で、形が良く、足裏に吸い付くような上質な履き味のシューズが出来上がります。

ムーンスター(Moon Star)のサイズ感

ムーンスターのサイズ感の特徴は幅(ワイズ)が広く、甲が高い日本人の足型に合っていること。

日本人の一般的な足型の人には、ナイキやコンバースのスニーカーより0.5cm~1.0cmほど小さいサイズでも違和感なく穿けると思います。

足型は人によって違うので一概にいえないところはありますが、僕が実際に履いているサイズ感はこんな感じです。

僕の足のサイズと形

所謂日本人的な足型で幅(ワイズ)はE。甲は高いです。足の実寸は26.2cmです。

履いているサイズ

・アサヒデック 28.0cm 長さは少し余裕あり

・ムーンスター ジムクラッシック 27.5cm ジャスト
・ムーンスター 別注モデル 28.0cm 長さは少し余裕あり
→どちらのサイズでも問題はないですが、少し緩めのフィットが好きなので28.0cmが好みです

・コンバース オールスター/ジャックパーセル  28.0cm(US9.5)ジャスト
・コンバース ワンスター  29.0cm(US10.5)長さ、横幅ともに余ります
→サイズがあれば28.5cm(US10)を選びますが、日本規格のコンバースは28.5cmがない。

・Nike コルテッツ28.0cm(US10)ジャスト
→買い直すなら28.5cmを選びます。

・ニューバランス998 28.0cm(US10)
→やや横幅に余裕あり。27.5cmだとつま先の当たりが気になります。

・VANS ERA 28cm ジャスト
・VANS オーセンティック 29cm 長さは余裕あり・甲の高さジャスト
→VANSのデッキ系シューズはとにかく甲が低いので、最近は大きいサイズ(29.0cm)を履いています。

・Redwing ブーツ 27.5cm
→厚手の靴下を履いて、ほぼジャスト〜少し余裕あり

・ドレスシューズ 27.5cm(US9.5、UK9)
→夏蒸れるのでやや大きめを履いています。

ムーンスターのサイズ ジムクラシック

着用感としては、同じサイズのナイキやコンバースより0.7cmぐらい大きい感じです。

ということで、ワンサイズ落としたUS9.5(27.5cm)を基本サイズとして選んでいます。それでもワイズや甲は他のブランドより余裕があります。

ムーンスター サイズ感

ジムクラシックUS9.5。ワイズが広く紐がギュッと絞れます。

ただ生地が硬い内はここまで絞れませんでしたので、生地がこなれるまで少し時間がかかります。

ムーンスター2 サイズ感

fennicaとのコラボもの。こちらはワンサイズアップしてUS10を履いていますが、ジムクラシックより少し横幅が狭いです。長さは少し余っています。

ナイジェルケーボンとのコラボものUS9.5。全体的な造りは大きいのですが、甲の高さがないので紐は絞り切れません。

 

 

横幅以上に甲の高さがポイント

個人的にキャンバスシューズは紐が絞れるかどうかを重要視していて、その点ムーンスターは理想的なサイズ感です。

例えばジャックパーセルの28.0cm(US9.5)を僕の足型で履いても紐は全く絞れません。

そこでジャックパーセルRETをサイズアップして穿こうと思い29.0cm(US10.5)を購入してみました。

2サイズアップの29.0cm(US10.5)なので、かなり大きいです。

本当は1サイズアップが良かったのですが、28.0cm以降のサイズが1cm刻みになるので、紐を絞るにはこのサイズしか選択肢がありませんでした。

結果、ジムクラシックより紐は絞れました。ただ長さがかなり余るので歩くとパカパカ音が鳴ってしまうし、歩き辛いです。

ちなみに甲が低いVANSのオーセンティックであれば、1cmアップの29cmでまだ甲が突っかかりました。ただVANSはソールが軽く、甲のひっかかりあるおかげで履き心地に違和感はありません。

洗濯して生地を縮めれば多少は解消できそうですが、1サイズアップが普通に穿ける限界かなと思います。

といったように、ブランドやモデルによって自分の足型にあうかどうかは読みづらいですが、その点ジムクラシックは本来のサイズ感で紐が絞れて、縦横ともにほぼジャストの日本人仕様なのは良いですね。

ムーンスター(moon star)の生地

またムーンスターの特徴として、キャンバスの生地が厚手で丈夫です。

耐久性があるのはいいのですが、キャンバススニーカーはクタっとして色褪せたものが個人的な理想なので、その点ムーンスターは逆をいきます。

(左上) fennnicaコラボ(左下)Katoコラボ
(右上) Moonstar オリジナル(右下) ナイジェルケーボン コラボ

写真はfennicaのコラボものを購入時に撮影したもので、他のスニーカーも購入から1~2年ぐらいの時です。

以降、上の写真から1年ほど履いたものです。

ムーンスター 生地 耐久性

ジムクラシックは3年以上週2回ほど履いて、数十回洗濯して、やっと良い雰囲気になります。

ムーンスターの耐久性

生地はしっかりしているので、その点の耐久性は高いです。

またヴァルカナイズド製法は、生地とゴムの接着面が剥がれにくいので、気軽に洗濯もできます。

ただソールの耐久性は他のブランドと同じなので、結局ソールが駄目になるのが寿命になります。

雨が降った日のデパートやコンビニでは、かなりスベリます。

これだと生地の耐久性が高い意味がなくなってしまいますので、ゴムの剥離がない利点を活かして、洗濯回数を増やし、早めに生地をクタクタにするのが個人的には良いかなと思います。

良いところ・悪いところ

良いところ

・日本人の足型にあったサイズ感
・ワイズがあるので紐が縛れる
・ゴムと生地の剥離がない

悪いところ

・生地が厚手で丈夫すぎる

個人的にはナイジェルケーボンに使われている薄手で、コシの強い生地が理想的です。

 

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