Levi’s 501 110周年アメリカ製(BIG Eモデル)の色落ち/経年変化レポートの1回目です。
中古で購入したものを少し穿き込んだので、購入時の状態は過去記事を見てください。
これから争奪戦になっていくだろうアメリカ製リーバイス501。これはビンテージではなく、レギュラーのお話です。80年代の赤耳以降のレギュラーもかなり高騰してきていますし、もう90年代ものにまでこの流れが及んできています。今後の[…]
なんとも中途半端な状態ですが、少し表情は出てきました。
Levi’s 501 110周年 (BIG Eモデル)概要
価格:16,000円
製造:内タグが見えなくなってしまったのですが、、確か1995年製だったと思います。
生地:
「66後期と同時期のデットストック生地を使用した」と書かれていた記憶があります。
記憶は定かではないです。また501と同じ生地かは不明です。
オンス:リジット12.5オンス、ウォッシュ後14オンス程度
Levi’s 501 110周年 (BIG Eモデル)
リーバイスらしい、青の色が特徴的ですね。
ヒップの表情は、やはりレギュラーの501とは違うなと思わさせてくれます。
カミナリは意外と出ています。
質感が軽くて安っぽいですが、このリベットの雰囲気は割と好きです。
ヒゲとかほぼ入っていないので、生地のアップを。
少し縦落ちが入っていますが、線が細いですね。生地は14オンス程度あるので、細い番手ではないはずなのですが。。
またわずかに入った点落ちも、線が細く、ネップとは異なります。
中古で購入してから裾上げをしているので、穿いた期間にしては捻れもアタリもよく出ています。
66後期〜赤耳の特徴的な耳のアタリはまだこれからといったところです。
(そもそも同じようなアタリにするのは難しそうな気がします)
バックサイド
パッカリングはそこそこ出ます。
生地感もまずまず良いです。
赤タブは安っぽいですが、トータルの雰囲気にはマッチしていると思います。
紙パッチはこのモデルの後期型(というか、レビュラーと同じだと思います)
110周年モデルの証明となる、スレーキの印字。12.5 ounceと生地の重さの記載があります。
生地感について
前述の通り、66後期と同じ時期の生地だろうということですが、オークションなどで見かけるこのモデルの色落ちはヴィンテージと異なります。
私は色が同じくらい落ちたオリジナルの赤耳を持っていますが、生地感でいうと赤耳よりこちらの方が良いと思います。なので66後期と同じ時代の生地なのかなと思っています。
色落ちが違う点に関しては、オリジナルでも同じような色落ちのものは見かけますし、
「ヴィンテージをリジットから穿いても同じように色落ちしない」と経験者の方が言うように、このモデルだけでなく日本人体型の人が、現代の環境でヴィンテージを穿き込んでも、良い色落ちをした古着のようにはならないと思います。
このモデルを根性穿きしている人も見かけますが、やはり良い感じに色落ちはしていないです。
感想
ヴィンテージ古着のような色落ちにはならないけど、66後期の生地感のデニムを色残りがあるものを愉しめるという点では価値がある1本だと思います。
この1本を穿く中で、もう少し良い雰囲気が出せそうなイメージは湧いたので、次の1本はもっと良い状態のものが目指せそうです。(ワンウォッシュ状態のものを購入済み)