僕がこよなく愛する「DENIME(ドゥニーム)10周年」3回目の色落ち記録です。
前回から1年以上経ちましたが、穿いていたのは週2で半年間ぐらい。
それでも前回から大きく色落ちが進み、僕的には今がピークの状態です。
概要
発売:1997年
販売価格:38,000円
ドゥニームが創立10周年を記念して発売した1937年モデル。真空パックと38,000円という価格が、当時話題になりました。
同じタイミングで50年代のXXモデルも発売。そちらは32,000円で生地もこのモデルとは別のものを使用しています。
(確かな情報ではないのですが)染色は天然インディゴを使用。
穿き込み期間
半年ほど穿かれた中古品を購入。週2回1年半穿き込み+バックパッカー旅中(週4回1ヵ月)。
バックパッカー旅の穿き込みは別記事で。
デニムをビンテージのように育てたい。デニムを愛する人間なら誰しも、一度はあれこれとその方法を考えたことがあると思います。当時の環境を再現そこでまず考えるのが、当時の環境を再現すること。・リジットのまま穿かれたいたと云われる当時の[…]
洗濯頻度
基本は3回穿いたら1回洗っていますが、タイ在住ですので、日本の夏場と同じような環境です。
バックパッカー旅中は洗濯なし。
色落ち
10周年モデルは通常のXXモデルに比べてオンスが低く、ドゥニーム特有のゴリゴリの色落ちにはなりません。
薄く硬い生地ということもあり、ネップ感はないですが適度に縦落ちが走ります。
また30年代のレプリカということもあり染めは薄め。生地の特徴と相まってコントラストは低く、自然な色落ち感です。
耳は乾燥機をかけたせいもあり、強調されています。
シンチバックとパッカリングがかっこいい。
中心部分だけ色落ちが進むこともなく、ビンテージっぽい雰囲気です。
やり過ぎていない感がいいんです。
パーツ
トップボタン。いい感じに酸化してきています。
コインポケットのリベット。わりときれいに色がくすんでいます。
シンチバック部分のリベット。肌に触れる部分なので、汗で酸化が進んでますね。
レザーパッチはシープ製。シボ感が薄れてよい雰囲気です。
赤タブのよれ方もいいです。
裾は中古で購入したものを裾上げしているので、まずまず。
生地の織は割とフラットです。
サイズ感
173cm 67kg でサイズ32インチを着用。
膝下から裾にかけて、2cm細くリサイズしています。
腰周りのラウンドシルエットが、このモデルが好きな大きな理由です。
色に関しては、実際もう少しコントラストがある色落ちです。
もたつきもなく、ストンと落ちるシルエットがいいですね。
後ろ姿もきれい。テーパードがうまくはまりました。
感想
色落ちは期待通り。シルエット良し、夏でも穿けるオンス良しの最高の1本です。
色落ちもファッション性を失うことなく、ボトムにボリュームを出したい時に使えるので稼働が高まります。
結果、外穿きが増えるので色落ちの育ち方も良くなります。
悩みは色落ちのピークを迎えたので、ここから穿き込むかどうか。コンディションの良い中古を既に入手しているので、次の穿き込みを開始するのか。悩ましい。