前回のレポートからあまり穿き込めていませんが、泥で汚したり、デンプン糊でエイジングをして、ちょっと雰囲気も変わってきました。
これから稼働が上がる夏前に2回目の記録を付けたいと思います。
とにかく色落ちが遅いデニムですが、やっとこなれ感が出てきました。
概要
購入:2017年2月
価格:19,800円
2021年現在のモデルである、Lot1092の一つ前のモデルになりますが、後ろのタグ以外はぼぼ同じものだと思います。
穿き込み期間
移住先のタイで2年半ほど、週2回穿いていました。
それから1年以上経っているのですが、着用回数はおそらく20回程度です。
洗濯頻度
3回穿いたら洗濯していました。暑いタイで4日目以降となると、室内でじっとしているとほのかに匂ってきます。
色落ち
いい感じにクタレてきています。ワイド系のパンツですが、腰周りがタイトなつくりなのでポケットのアタリが顕著。
週2とはいえ3年穿いてこれですから、色落ちの手強さがわかってもらえると思います。
生地は僕が穿いてきたペインター、ワイド系のパンツの中で断トツで硬いです。
そのぶん、根性穿きすればヒゲなどはそれなりに付くと思います。
生地はテンションが強く、撚りの甘さによるネップ感などはありません。
細い経糸を密度高く織っている感じです。
とはいえ、適度な凹凸感があって生地感の雰囲気はあります。
フロントボタンのアタリがしっかり付いています。
ハリのある生地ですが織は不均一。裾のアタリもしっかり付きます。
パーツ
1930年代のペインターパンツの定義がなかったころのパンツなので、シンチバック付き。
ペインターパンツはポップなカジュアル感があると思いますが、シルエットも相まってワーク感が強いです。
ペインターパンツの特徴でもあるバックサイドのポケット。
「UNION MADE」のボタンも錆が出てきて、雰囲気があります。
ポケットのパッカリング、サイドシームもいい色落ちしています。
サスペンダーボタンの裏。汗をすごく掻くタイ生活の恩恵(?)で、錆と傷のヴィンテージ感がすごいです。
トリプルステッチがきれいで、屈強です。
シルエットとサイズ感
174cm 67kg 31インチを着用。バックシンチを最大まで絞って、ウエストジャストです。
腰周りがシュッとした、ウエアハウスらしいシルエット。
テーパードが入ってなくて硬派な印象ですが、腰周りとヒップがワーク系のパンツにしては小ぶりなので割とカジュアル感があります。
後ろ姿も収まりがよくて、カジュアル感があります。
タックインすると一気にワーク感が出ます。
感想
シルエットがもう少し太くてカジュアルなシルエットなら使いやすいのですが、(どっち付かずのところがあってオアスロウを選んでしまう)、色落ちは魅力的。
ただこういう生地感で、こういう色落ちをするペインターとかワークパンツって、なかなかないと思います。
そういうところでかなり貴重な存在ですね。次買うなら2インチアップぐらいで買うでしょうが、色落ちに時間がかかるから躊躇しちゃう。悩ましいパンツです。