ウエアハウス(WareHouse)デッドストックブルー 1001XX(1915年)の色落ちレポート2回目です。
穿き込み開始から13ヵ月。1年を過ぎましたが、週2回ほどの着用なのでそれほど色落ちは進んでいません。
13か月で洗濯12回程度。
ちょくちょく筋トレ時に着用したり、ブラッシングもして、ハードな着用環境を作るようにしています。
ウエアハウス DSB 1001XX(1915年) 概要
購入日時:2021年6月
価格:35,200円
生地:
7.5番×7.5番を使ったデッドストックブルー用のデニム。バナーデニムが7番×7番で13.5ozだったので、12.5~13oz程度の重さだと思います。
DSBの1940年代のXXモデルである「1000xx」「1000zxx」、1936年モデル「1004xx」と同じ生地だと思います。
染め:このモデルは50%ナチュラルインディ(天然藍)を使用しています。
DSB 7.5番×7.5番生地の特徴
最大の特徴は、コシがなく、ハリが強いこと。
ハリがあるので粒立ちは良いのですが、コシが本当にないので、ヒゲはワンウォッシュ時ぐらいに無理やりつけないと駄目でしょう。
他の特徴を上げると、シボ感が強く、油分が多いように思います。
穿き込み環境と洗濯
約13ヵ月。週2~3日着用。時折筋トレ時に着用して、ブラッシングしています。
定期的に泥で汚しているのと、ここ半年は洗濯の際に片栗粉(ポテトスターチ)で作った糊を付けています。
また生地の特徴で書いたように、メリハリなく薄っすらした色落ちになりそうだったので、多少生地を濡らしてブラッシングしたり、ボタンを錆させたり、セルフ加工しています。
穿き込み開始から10ヵ月ほど経過した「ウエアハウス Dead Stock Blue 1001XX 1915年モデル」。DD(ダックディガー)シリーズとは一味違う色落ちが楽しめる生地で、穿き込みを楽しんでいました。ただ少しオー[…]
色落ち/経年変化 レポート2回目
雰囲気は物凄くある生地で、縫製もばっちり。
セルフ加工をもう少ししようと思っているので、自然な穿き込みとの合わせ技で、ここから見物ですね。
生地感はウエアハウスのレギュラーラインとことなり、極端なネップはないです。
一見フラットに見えますが、凹凸はかなり強く、テンションが緩い感じです。
生地の凹凸は裏を見ればその感じがわかってもらえるかと思います。
ボタンは塩で赤錆たっぷり。もう少し生地を汚してもよい感じがしますね。
2インチオーバーを、シンチバックを絞って穿こうと考えていたのですが、シンチバックを絞るとヒップにたるみが出て穿き心地が悪いんですよね。。
ということで、ウエストを縫い付けてジャストサイズにしています。(もう少しキレイに縫えば良かった)
ハリがあって粒立ちが良いので、ブラッシングした部分の擦れ感がよいですね。
パッカリングもすごく出ます。
私的にこのモデルの一番好きなのが、ステッチ。細めの糸を使用していますが、ブラッシングに負けることなく生き残っています。
レザーパッチはエアーウォッシュという熱でばい菌を殺す洗濯方法を選んだら、ビーフジャーキー状態に。
シンチバックもある程度錆を出したので、雰囲気あります。
感想
まだ穿き込みこれからというところですが、この生地を普通に穿き込んだ人はどう思っているのか気になります。
かなり根性ばきをしている人はよい雰囲気に仕上げてきていますが、並みの穿き込みだとノッペリな感じになると思います。
正直なところ、なぜウエアハウスがこれを最高峰として発売したのか疑問です。
ワンウォッシュ状態のカッコよさは、DDシリーズからすごく良いと思っていましたが、穿き込み甲斐がないんですよね。
更にいうと、このデニムが1915モデルだからレプリカとしてありな生地感なんですが、同じ生地で30~40年代XXのリプロダクトを作るのは違うんじゃないかなと。
あれ?ウエアハウスって完全再現が売りのブランドではなかったですかね??
パーツ良し、縫製良し、ワンウォッシュ状態の雰囲気最高。でも穿き込むとあれ?って、オリジナルのXXと逆行しているような気がするんですよね。
とはいえ、セルフ加工で楽しめる1本にはなっていて、他に似たものがないという点では、良いデニムということになっちゃうんですが。。
もう少し色落ちさせて、DSBの総括をしたいところです。