懐かしのNYLON(ナイロン)ショップのオリジナルジーンズです。
ナイロンは神戸発のアメカジショップですが、僕が当時住んでいた福岡にもお店があり、友達も働いていた思い出のお店です。
概要
神戸にあるアメカジショップ「NYLON(ナイロン)」が販売していたオリジナルジーンズ。
こちらは品番FN083のXXモデルです。生地はFOB製。生地厚は14.5オンスぐらいでしょうか。
一見黒く見える濃い染めと、メリハリがはっきりとした色落ちになる90年代らしい生地感が特徴です。
穿き込み期間
中古品を購入したので定かではないですが、半年~1年ほど、あまり洗濯しないで穿き込まれたものだと思います。
購入後1度洗濯して、この色のメリハリ感を楽しんでいる状態です。
ナイロンジーンズの生地
凹凸感があり、生地が厚いこともあってメリハリはつきますが、コシがあって乾いた感じの生地感です。
そのせいもあってか、ゴリゴリのアタリでもなく、比較的ナチュラルな色落ちの印象です。
またインディゴで染めない横糸がやや茶色がかっています。
これが黒に近い深い色と、色落ちしても極端に白っぽく見えない色落ちを再現しているのだと思います。
全所有者がリジットもしくはワンウォッシュの状態から、洗濯をあまりしないで穿き込んだと思われるので、ヒゲもしっかりついていて、くすんだ色落ちをしています。
このジーンズの好きなポイントとして、耳のアタリがしっかりとついているのに、極端な感じがないこと。
それに耳の幅も少し広いので、他のブランドとの差別化できて穿いていて楽しい1本です。
パーツ
トップボタンはNYLONオリジナル。VINTAGEと刻印してしまうのが、真っ直ぐな感じがして時代を感じます。
皮パッチは戦車。リーバイスのパロディがこの時代ならでは。
品質表示タグは、FOBと似たようなデザインですね。確か他に京都のポーキーズもFOB製の生地を使っていたと思います。
シルエット
174cm 65kgで33インチをウエストジャストで着用しています。
ナイロンのジーンズは表記サイズに比べて、2~3インチ実寸サイズが小さいので中古で買われる方は注意してください。
シルエットはワークのある太いストレート。
個人的に太くてストンと落ちるシルエットは今の気分。上着にボリュームがない夏のコーディネートにはぴったりです。
とはいえ、夏に穿くと暑いですが、タイト目のスウェットやロンTなんかに合わせて穿くといいかなーと思います。
後ろ姿はあれですね、裾が広がってみえてしまうのでシルエットは好みではないですが、ヒップ周りのボリューム感は好きです。
感想
レプリカジーンズが次々と誕生していた90年代後半。ナイロンのジーンズは知っていたけど、買う候補に入ったことはありませんでした。
今となっては定番のウエアハウス、フルカウント、ドゥニームなども穿き込み始めたばかりでしたし、マッコイズ、グランドオールズ、キャピタルなど、穿いたことのない実力派ジーンズの色落ちサンプルも今のように情報があふれていませんでした。
ある程度レプリカジーンズの経験がたまったところで、いい色落ちをしたナイロンジーンズの中古品を見る機会が何度もあったのですが、基本的にオンスが厚いジーンズは好きではないので敬遠していましたが、このジーンズは穿いていて楽しいです。
バンコク在住の身としてはちょっと辛い生地厚ではありますが、建物内メインで過ごす日であれば苦になりませんので、少しずつ色落ちを楽しんでいきたいと思います。