Levi’s(リーバイス)501赤耳のオリジナルです。耳は完全に開ききっていませんが、程よくキャタピラ型の耳のアタリもあり、すっきりしたブルーの色落ちの80年代ヴィンテージは、今の気分ですね。
リーバイス501 赤耳の生地
普段リプロダクト系のデニムを穿いている人間からすると、フラットで硬いです。
特筆すべきところがないのが赤耳ということですが、なぜにこんなに耳がいい感じに出るのかは謎です。
通常ポケットの内側の色落ちが激しいものですが、割と均一に色落ちしています。
座ることが少なかったということもないと思うので、それだけ摩耗による色落ちがないということでしょうか。
縦落ちはほとんど見られません。色むらも少ないですね。
パーツ
コインポケットにはしっかりと稲妻が走っています。赤耳でもここの出方は分かれますが、なぜこのデニムに稲妻がしっかり走るのか。全く分かりません。
ちなみにXXはコインポケットの生地が横向きに使われているので、稲妻は出ません。この年代のデニムならではスペックですね。
トップボタン裏。生産工場を示すナンバーは524。テキサス州のエルパソ工場生産のようです。
色のコントラスはないのですが、印象的な耳のアタリです。
耳が半分しか開いていない部分のアタリ。これはこれでアリですね。
生地の織りは均一でフラット。耳はしっかりしていて、味があります。
また写真では分かりにくいですが、生地がやや赤みがかっています。
リーバイス501 赤耳のシルエット
174cm 65kg。サイズは表記がありませんが、おそらく31インチだと思います。ジャストサイズです。
腿周りは割と太目で、テーパードもほどほどです。
ほどよい細身感です。特筆すべきはタワミがないこと。リプロダクト系の66モデルを穿いても少しタワミが出るのですが、こちらはほぼタワミがありません。
リプロダクト系のブランドはこういうの作ってくれませんかね。生地は66で、シルエットは赤耳の方が日本人には良い気がします。そっちの方が売れそうですし。
ヒップの姿もやはり日本人フィット。シルエットもきれいですね。
20代ならまだしも、30代後半以降だとこれぐらいの細身感の方が自然でよいと思います。
リゾルトでいうと710と711の間ぐらいでしょうか。リプロダクト系のブランドはこういうの作ってくれませんかね(2回目)。
ビンテージの忠実再現を謳いながら、独自解釈とブランドオーナーの好みでカスタマイズしているのなら、こういう普通っぽいデニムを出してくれも良いのになと思いました。