僕好みの自然な色落ちが目に留まった「ブザービーター(BUZZER BEATER)」のデニム。
正直まったく知らないブランドで、ショップオリジナルなのかなと思います。
検索してもあまり情報がないのでブランドの特徴は分かりませんが、ファッション性とビンテージ感のバランスが凄くいいデニムなので紹介していきたいと思います。
ブザービーターのデニム生地
色落ちの雰囲気で分かってもらえるかと思いますが、ハリがあってしなやかな生地です。
オンスは13.5オンスぐらいで、織りのテンションはビックEぐらいの生地感。さらっと書きましたが、66とXXの間ぐらいのデニムってあんまりないと思います。
アタリが強くでるタイプではなく、ネップ感もないですが、ハリがある線落ちはしまりがあって良いです。
耳の出方も悪くないです。ゴリゴリの線路型ではないですが、フラットでもないです。
特徴的なのが薄い青グレーのアーキュエイト。生地馴染みもよく、色落ちしてくるとアクセントになります。
生地感の割にしっかりしたハチの巣。耳のアタリもビックE~66前期っぽい感じがします。
耳の捻じれもよく、雰囲気がありますね。
パーツ
コインポケットは耳なし仕様。50年代のXXモデルがモチーフでしょうか。
生地が縦に使われているので稲妻もバリバリに走っています。
ボタンは無表情で武骨なものを使用。
リベットも含め、基本無印のパーツになります。
レザーは何製でしょうか。ださくなりそうなデザインですが、意外と上手く馴染んでいます。
シルエット
173cm 65kgで34インチを着用。大体31インチがジャストサイズなので、3インチアップのサイズ感です。
インチアップしてもシルエットが崩れないバランスが秀逸。
腰回りがラウンドしつつも、裾に向かってきれいにテーパードしています。股上もほどほどに抑えられているので、オーバーサイズでもシルエットが崩れません。
横からみると結構太い。でも太腿にたるみがないのが凄いです。
レプリカブランドは本当にこういうのを見習って欲しい。といってもコンセプトが違うからあれか。
流石に後ろのたるみは上手く処理できない。といっても、ラインは結構きれいに出ています。
総評
オンスが低めで生地にハリがある。色落ちもオーバースペックではなく、全体的に自然な色落ち。
シルエットの収まりもよく、嫌みじゃないアーキュエイトが良いアクセントに。
色落ちだけを求めず、ファッションの中にビンテージ感や質感を取り入れるには、これ以上ないデニム。
これは春夏のレギュラー入り決定です。