1995年に購入したDENIME(ドゥニーム)のXXモデル。まだオリゾンティ期に入る前の、初期ドゥニームです。
レプリカジーンズ全盛期の時代、18歳の時に購入して毎日のように穿いていたデニムです。
概要
購入:1995年5月
定価:23,000円
当時1番人気のレプリカジーンズ。1995年はウエアハウスの設立した年で、フルカウントがジンバブエコットンモデルを出したか、出していないかの時代。
誰が穿いてもコントラストのしっかりとしたアタリが出るので、レプリカジーンズデビューの1本目がドゥニームという人は多かった。
穿きこみ期間
購入から2年は週に3~4日着用。他のデニムが増えてきたので、週1日程度の穿きこみを5年ほど続けました。それ以降は気まぐれに数か月1回程度穿いていました。
破れてはリペアを続けていましたが、洗濯の度にどこか破れるので引退。
着用環境
大学時代がメインの穿きこみだったので、動くことが多かったです。デニムのまま運動することもあったので、デニム育てる環境としては良い状態でした。
洗濯頻度
根性履きが当たり前の時代だったので、根性がない僕も1ヵ月に1回程度でした。
ドゥニームxxモデルの生地
この状態の写真では判断できませんが、オリゾンティ、SHINS期と大差はないと思います。
オンスは高く、恐らく14.5~15オンスぐらいあります。
縦落ちは点落ちですが、ネップ感はありません。
写真はヒゲやアタリに鋭さがありませんが、これは穿き込みによってインディゴがかなり抜けてしまったのと、2インチアップで穿いていたからです。
耳の色もかなり抜けてしまっていますね。しっかりした生地のドゥニームですが、流石にヨレています。
リペア
ヒゲが破れ、膝が破れ、硬くなったリペア部分の生地に引っ張られて、他の部分が破れる。これを何度繰り返したか覚えていません。
リペアの技術や方法も今のように発展する前でしたので、お店ごとに思い思いのリペアをしています。
腿部分の全体的な薄い当て布は最後にリペアをした時のものなので、2006年ぐらいには今っぽいリペアになっています。
もう滅茶苦茶な状態です。
アップで見るとこれはこれでカッコいい。僕とデニムとリペア職人の歴史です。
シルエット
174cm 65kg 32インチを穿いて腰周りはややゆとりがあります。1インチアップのサイズ感です。
購入時より自分が大きくなっているので、意外と収まりの良いストレートです。
脱力感があるほどストレートシルエットです。
ここまで色落ちすると、ドゥニームに感じていた「いかにも色落ちを劇的にしたレプリカ」みたいなわざとらしさがなくて良いですね。
感想
個人的にはリーバイス702、ハリランの次に買った、本格的なレプリカジーンズ。
このジーンズをきっかけに生地感や織りを覚え、デニムの色合いやオンスを気にするようになった「ジーンズを教えてくれた1本」です。
もっとこうだったらという点はありますが、そういった判断基準もこのジーンズありき。多感な時期を一緒に過ごしていますし、数多くのリペアで人の手も入っています。
ドゥニームがどうこうではなく、一生手放すことがないジーンズです。