DENIME(ドゥニーム)の定番 50年代の501XXレプリカです。
いい感じに穿かれた中古を購入したもの。生産期については、バックポケットの内タグが切られていて不明ですが、色落ちの感じと生地の鮮度から見るとSHINS期のような気がします。
穿き込み期間
中古で購入したものを数十回穿いた程度です。
50年代後半のリーバイスをレプリカしたものなので、XXの中では細く、といっても細身のストレートということでもないので、割と出番は少な目です。
生地
凹凸が強く、アタリがバリバリにつくドゥニームの生地感そのものです。
縦落ち感は線ではなく点ですね。
前の持ち主がジャストサイズで穿いていたのか、腰周りのヒゲも見られます。
ドゥニームしてはナチュラルなヒップの色落ち。やはり、ややアタリが弱くなったSHINS期のものでしょうか。
とはいっても、そこはドゥニーム。しっかりとヒゲが出て、点落ちの強い生地です。
オンスは洗い前で14.25ぐらいだったでしょうか。やや厚い生地ですが、縮んだ状態ではオンス上がり、厚みを感じると思いますので、暑い季節に穿くのは辛いジーンズです。
パーツ
リベットはドゥニームオリジナルです。まだ経年変化も少なく、これから味が出ていく感じでしょうか。
耳の捻じれはなし。耳のアタリは理想的ですね。
レザーパッチはこれでもかってぐらい縮んでよれてます。
シルエットとサイズ感
174cm 65kg 32インチを穿いて腰周りはややゆとりがあります。1インチアップのサイズ感です。
ほど良い色見で使いやすい感じですが、ジャストサイズじゃないと、シルエットが中途半端ですね。
ちょっと野暮ったい感じが今っぽいからもしれませんが、個人的にはもうちょっと細い方が好みです。
後ろから見るときれいなシルエット。膝下から1cmほど絞ればちょうど良さそう。
感想
ドゥニームについては情報がたくさんありますし、自分でも1本穿きつぶしているので特別な感情が湧きにくいのですが、特徴は誰が穿いてもビンテージデニム感を楽しめるところでしょうか。
シルエットもやや細身で、アタリが強いのでレギュラーのジーンズと比べてジーンズの表情が出やすいですよね。
それが逆に穿きこむと白っぽくなってしまう(全体的にロープ染めの色が抜ける)という弱点があるジーンズかなとも思います。
ただ3、4年後がベストな色落ち状態となるジーンズだと、そこまで穿き続けること自体が難しいので良いところではあると思います。白っぽくなっても、レギュラーとの違いは明らかですしね。
個人的にはシルエットがXXは裾をもう少し細く、66は腿周りがもう少し太くなればきれいなストレートとして使いやすいのですが、林さんのコンセプトには合いそうにないので、そこは諦めるしかないところです。