既に公式で発表があったように、1988年に「DENIME(ドゥニーム)」が発足当初に制作していたデニムが「WareHouse(ウエアハウス)」によって復活します。
生地はクラボウ製のデニムを使用し、縫製はウエアハウスということで特筆すべき点はないと思いますが、SNS界隈のコメントの熱さからちょっとボヤきたくなり、記事を書いてみようと思います。
DENIME(ドゥニーム)1988年
そもそも1988年時点のドゥニームと今のドゥニームの何が違うのか?
ブランド設立30年のタイミングで「初期レシピ」の復刻モデルを発売。それ以降の新たな生産をしてないのであれば、生地は同じということになります。
ドゥニームの会社とバックポケットのタグに記載された表記で、モデルチェンジを振り返ると、
ドゥニームの会社の移り変わり
・1988年~ブランド設立 (オリゾンティ/ORIZZONTI)
・2005年~SHINS社が買収
・2009年~WEGO社が買収
・2018年~30周年モデル発売(以降同じ生地を使用している?)
ドゥニームのタグ表記の移り変わり
・1988年~(株)オリゾンディ ※
・19xx年~D-HG-1118 ※
・1998年~ORIZZONTI ※
・2005年~SHINS INC
・2009年~(株)ウィゴー
・2018年~タグ不明 ※
生地としては基本「※」の時期が同じで、今回の復刻は「※」の生地と同じ。
ただ「ORIZZONTI」の時は少し生地が違うと思うので、「D-HG-1118」以前、つまり1997年以前のモデルと同じといった方がいいでしょう。
正直今回の復活デニムにおいて何が売りなのか??
少なくとも生地は特に変わりなく、縫製がウエアハウス。もう完全にここだけが肝になってくるのかなと思います。
買いなのか?
初期レシピのドゥニームが欲しい人は、30周年モデルを買っているでしょう。
いくらウエアハウスが縫製をやるといっても、そんなに差は出ないはずです。
(ただSNS界隈では喜びの声が多くて。。)
そんな事情があるので、誰がそんなにこのデニムを欲しいのだろうかと疑問に思っていました。きっとウエアハウスの熱狂的なファンが多いか、なんとなくのノスタルジーだとは思いますが。。
そんな疑問を持ち続けている中、実際の「made by warehouse」がお披露目となった訳ですが、パッチは質感の違うものに。パーツ、シルエットも若干変えたとのこと。
流石ウエアハウス・・・こういう煽りが絶妙です。。
リジットの写真を見せられると、久し振りに穿いてみようと煽られてしまいます。ただタイ在住の身としては、オンス的な問題がありまして。。
XXモデルはたぶん洗い前が14.7ozなので、洗ったら15.5ozぐらいになりそう。66モデルはオンス軽いと思いますが、色落ちがあまり好きではないんですよね。
ということで結局僕は買わないのですが、久し振りにあの色落ちを体感するのはありですね。
最新情報は公式のインスタがあるので、こちらからチェックしてみてください。https://www.instagram.com/denime1988/
ジーンズは買わないですが、「Lot.223」のペインターパンツ(バックルバック付き)が他に見ない感じの出来なので買おうかな。
Lightningの「デニムバイヤーズカタログ」に新製品が出ているのでリンクしておきます。